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い草の機能で最も代表的なものはその高い吸湿性です。現代の都市型生活では、エアコンをはじめとする冷暖房機器の普及により窓が締めきられた状態となり、高気密・高断熱の室内は常に乾燥と湿潤を繰り返しています。すると人の呼吸器系に負担がかかり、セキが出やすく健康を害することにもなりかねません。このような状況の中、「い草」には木炭に匹敵する吸湿能力があり、湿度が高い時は無数の気孔から湿気を吸い取って中にたくわえ、また部屋が乾燥してくると、スポンジのような内部にたくわえた水分を放出し、空気の湿度を調節します。例えば6畳の部屋に「い草」を敷き詰めた場合、約0.7リットルの水分を蓄えることができます。汗ばむ季節にもベトつかずサラッとしているのもこのため。「い草」は呼吸器系にも優しい天然素材なのです。高温多湿の日本で「い草」が昔から重宝されてきたのにはそんな理由もあるのです。 |
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| (和室と洋室比較 雨天時の湿度変化) (い草の吸湿率比較) |
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私たちの身の回りには車の排気ガス、工場からの排煙、タバコの煙、暖房機器やガスコンロなどから発生する有機化合物など、有害な二酸化窒素(NO2)がいっぱいです。ところが東京大学工学部西村研究室の研究によると、畳や「い草」カーペットを敷いた部屋は環境基準(0.04〜0.06ppm 1日平均)の2倍の二酸化窒素を2〜3時間で「い草」が自然浄化し、空気がきれいになるという結果が出ています。また、VOCの代表的な化合物で知られ、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒトを「い草」が吸着するとの結果も出ています。また、吸着されたホルムアルデヒドは50℃に再加熱してもほとんど再放出されず、室内の空気の清浄に大きく貢献します。この優れた能力は他の植物にはない「い草」だけの特性であり、新しくても古くてもその威力にほとんど変化はありません。 |
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| ホルムアルデヒド 二酸化窒素 |
| (イ草の部屋におけるホルムアルデヒド・二酸化窒素の経過観察実験) |
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